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日本材料学会第72期学術講演会の論文

第66回理論応用力学講演会
論文

sim33Toshio FUKUSHIMA
旅・名所・旧跡 科学・建築・土木 山・川・海




これらの映像の大部分は、ホームページビルダーズ22の素材集から

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Outlines
この度東日本大震災および熊本・大分大地震、能登半島地震および各地で頻発し、激甚化する自然災害で亡くなられた方々の心からのご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆様のお見舞いと、一日も早い復旧・復興をお祈り申し上げます。 また、長引いている原発事故の対応が迅速に進むことを願いたいと思います。 
また、地震、雷、火事、竜巻、暴風雨・水害、大寒波と雪害、干ばつ、熱波等の最近の想定外の天変地異で亡くなられた方々、被害を受けられた方々のお見舞いを申し上げたいと思います。
また、ぶり返す新型コロナウイルス禍や新たな感染病が、速やかに沈静化することを願いたいと思います。
また、
伊豆熱海における豪雨と土石流災害やメガソーラーにからむ土砂崩れなど、最近人災と連動する想定外の複合災害、あるいは、地震、豪雨、雪害などの天変地異が重なって起きる別の形の複合災害への対応が緊急性を増しています。的確な防災・減災対策が望まれます。

また、最近重要性が増している持続可能な開発目標(SDGs)への有効対応が、世界各地、諸分野で進展することを期待したいと思います。

福島建築環境材料研究所は、"人と環境に優しい建築環境材料”を取り扱う福島敏夫を主宰とするWEB上での同好的な研究所です。

News&Topics

2025年6月2日更新


◎主な学・協会等の WEB上のリンクを、リンク集の形でまとめさせて頂きました。
◎昔主宰が発表した重要な日本語および英語論文および講演等のことを思い出し、主宰著作・論文及び主宰執筆・講演の欄のリストに加えました。
また、最近の新規のものも加えました。
◎スマートフォン版および携帯電話版とのリンクを当分停止させました。
◎主宰がこれまで参画した重要な委員会活動の追加と情報更新を行いました。主宰紹介の欄にあります。
主宰論説集の主宰論説での取り扱いテーマを、各論説で明示しました。
**
福島敏夫随筆集「乙戸南雑話【花鳥風月および星・虹を愛でながら】を書き始めたいきさつを示す形で、序文をトップページに公開させて頂きました。

◎◎◎◎◎◎再度よく考えてもらいたいという思いと啓蒙のために、
元素の周期律と資源・物質循環とエネルギーに関する主宰論説に加筆・修正を行い、再び、トップページに掲載しました。また、元素・物質循環(2)等に関する主宰論説も、トップページに、掲載することにしたいと思います。

◎◎◎○○○○
生き方というものを考えてみたいので、「人類生き方思想史原論ー哲学と宗教と芸術と科学の歴史的流れについてー」という主宰論説を、このトップページに記載したいと思います。


◎◎
福島敏夫の同姓同名で、漢字まで同じ人は、7人近くいるようです。混同されないように、変なトラブルに巻き込まれないように、また自分の個性と生き様を強調したいので、「福島敏夫工学博士」と「福島建築環境材料研究所2主宰」の称号を使わせて頂くことにします。

○誤字・脱字等の修正、色つけによる強調も含めて、このホームページのトップページの閲覧性向上を図りました。
◎◎人工知能(AI)に関する有用性とともに、マイナス面およびエネルギ-供給の問題点を指摘しました。

◎建築研究開発コンソーシアムのホームページで、私のアイデアコンペでの佳作の研究提案テーマ「
曲面型建造物における持続可能な省エネルギー・資源循環型構法の実効性向上技術の開発関連して、「新省エネルギーシステム・構法研究会」の参加者募集を行いました(2023年4月24日~5月25日)。ご覧頂ければ、幸いです。研究会の立ち上げについては、未定で、今後の検討に委ねることになります。


◎◎◎広く世の中の情報を得るために、いくつかの大学、公益研究機関、公益協会のホームページに、リンクさせて頂きました。
◎◎◎◎2024年のトップページに記載した事項は、PDFファイルの形でまとめさせていただきました。
○考えることがあり、しばらく、エコマテリアル・フォーラムと産業環境管理協会とのリンクを停止させて頂きます。

福島敏夫随筆集「乙戸南雑話-花鳥風月および星・虹等を愛でながら-」


序文:

人を問わず、動・植物を問わず、生きとし生けるものは、この世に生を受けて、幼年期・青年期を通じて、十分に生命の息吹を謳歌し、生命力の高揚する壮年期を経た後は、いろいろな老化・劣化の影響を受けながら、寿命に達し、やがては土または海に帰ることになる。この寿命たるもの、長短の差があっても、いわば、その生物種生来の生命力に基づくもので、如何なるものも逆らえず、静かに死の訪れを待つことになるのは、いわば、自然の哲理である。されども、頂いた命を大事にして、限られた寿命の中で、大波小波に揺れ揺られながらも、花鳥風月や星・虹などの自然の美景を鑑賞し、動・植物の生命の息吹を感じ、一日一日の生活とまわりの人とのつながりを大切にし、夢と希望を考え、いろいろなことに感受性を持ち、天命および天寿を全うすることが、人間本来の生き方ではないだろうかと考えられる。私が、約10年間の北九州市での生活を終えて、この土浦の乙戸南の地に戻ってから、早くも10年ぐらいになる。その間、囲碁、麻雀、クロースワード・パズル、数独パズル、グランド・ゴルフなどを楽しみながら、持病の腰の痛みなどから解放されて体調の回復を図るために、自宅近くの乙戸南公園等の周りを30分ばかり散歩することを、日課にしていた。その際、自然観察や、街並みの鑑賞、散歩中における近くの人々との会話等を通じて、折に触れ、感じたことや考えたことを、とりとめもなく書き連ねて、日々の慰みの一部としていた。また、小人閑居して不善を為さないために、いろいろの書籍や雑誌を紐解いて、考えるための糧としていた。すると、本来は見えるはずのないものが見えたり、気づくはずがないものにはっと気がついて、恐れおののいたり、また、微笑を禁じ得ないこともあった。ともすれば、思ったほど文章が進まず、中断することもあったが、「継続こそ力なり」という言葉をもとに、書き続けることにした。手、足、肘、肩、腰、首、歯など、体のいたるところの不具合が続出し、悩まされることにもなったが、幸い、頭の働きだけは、衰えず残っていたらしい。日々の散歩や屋内での瞑想等をもとに、気が付いたり、感じたりした話題は、花鳥風月ばかりでなく、星や虹に関するものも含めて、森羅万象に関する話も含まれていると考えられる。生き方を考え、知的好奇心を満足させ、はるか遠い太古の昔からの人間の歴史を顧み、地球における生命誕生の起源とはるかなる宇宙の始まりと果てに思いを巡らし、人生に思いを込めるのに、少しは、役に立つかなと思われる。
他方、国際会議等を通じて訪れた世界各国の主な都市において、町並みや建造物を眺めながら、その時に感じたこと、気付いたこと,考えたことを、紀行文としてまとめることにした。
 ここに、それらの記憶・記録を、「乙戸南雑話-花鳥風月および星・虹等を愛でながら-」というタイトルの福島啓舟随筆集としてまとめることにした。片意地を張らない、さらっとした読み物として、座右にでも置いて頂ければ、望外の喜びと考える次第である

令和3年2月25日乙戸南にて記す 福島敏夫(啓舟:ペンネーム)(75歳現在) 


福島敏夫随筆集「乙戸南雑話-花鳥風月および星・虹等を愛でながら-」

主宰論説30
 トラッカーへさんへの極秘情報のサービス


福島敏夫さんは、約200年前の、日本の高名な浮世絵画家で、江戸時代では珍しく
、90歳近くまで生き抜いて、良い作品をたくさん残したという葛飾北斎さんの生き方にあこがれ、それを模範としたやり方をしているようです。 特に、北斎さんが、70 歳過ぎてから、「おれは、いまだに自分がやろうとしたことの半分も実現していない」と発憤し、75 歳で、世界に冠たる「富岳三十六景」という浮世絵を完成したという逸話に感じ入っているようです。福島敏夫さんは、65 歳の定年退職後、「福島建築環境材料研究所 2」というWEB上の研究所のホームページ

https://fukushima-institute.net/index.html)を開設し、言論の自由と情報発信と啓蒙による世界貢献に努める傍ら、約15年間、同時進行のトロイカの3頭立て馬車方式で、光と水と二酸化炭素に関連した劣化現象の解析と可視化と寿命予測の研究発表を続けているようです(高分子材料の光劣化、水蒸気の非定常移動過程、コンクリートの中性化など)。最近は、3頭増えて、6頭立て馬車になったようです(環境調和型材料設計・生涯設計、外断熱材料システムおよび構法の性能評価・予測、繊維補強コンクリートなどの新規建築・土木用複合材料・部材に関するものが増えた)。4頭立て馬車は、英語では、coach and four、6頭立て馬車は、coach and six というようです。カタカナで、4頭立て馬車、6頭立て馬車方式は、トロイカでなく、なんというべきか? “多頭流方式;multi-brain style(英訳)”でいいのかな?)。富士山等の山、川、海の絶景にもあこがれているようですね。また、葛飾北斎さんの「富岳三十六景」という一連の連作や、富岳という言葉の連想によるスーパーコンピュータに関する話題などに対する感じ方もあるようですね。日本の法隆寺や日光東照宮、フランスのモ ン・サンミッシェルやルーブル博物館など、世界遺産になっているような人類の遺産へのあこがれもあるようですね。また、「睡蓮」の花の絵で有名なモネやルノワールさんなどのフランスの印象派画家や、「ひまわり」の花の絵で有名なゴッホやゴーギャンさんなどの後期印象派の画家達の絵画へのあこがれもあるようですね。それに関連して、絵画、彫刻、陶芸、建築など、いろいろな「美の巨人達」への憧れもあるようです。 以上です。

福島敏夫随筆集「乙戸南雑話-花鳥風月および星・虹等を愛でながら-」

主宰論説38
元素の周期律表と資源・物質循環とエネルギー

 前にも少し述べてみたが、宇宙・地球・海・われわれの体の元素組成は、微妙に差違はあるが、かなり似通ったところもあるようである(大量出血時に、輸血が間に合わないとき、体液に似せた生理的食塩水(ナトリウムイオン濃度約 0.9%)を使うが、海の組成に近い。)。元素の組み合わせだけで、万物の起源を論ずるわけにはいかないとは思う。しかし、元素の周期律表を眺めながら、今一度、資源の成り立ちや、生物の由来、資源循環および物質循環のことを考えてみるのも、悪くはないだろうと思われる。ロシアのメンデレーエフが、いろいろな金属・半金属・非金属元素の化学的性質には、一定の規則性があるという元素の周期律を発見し、順序良く並べる周期律表を提案したのは、わずか約150年前のことである。これまでも、銅、鉄、金、銀などの金属元素をはじめとして、主立った元素は、知られていたが、人工元素も含めて、第7周期までのすべての元素が発見されたのも、わずかに約5年前である(2010年2月ドイツの重イオン研究所で 112番目の新元素が発見され、コペルニシウム(Cn)と命名され、2018年に は、日本の理化学研究所で、113番元素が発見され、ニホニウム(Nh)と命名された。その後、119番および120番元素の探索も、続いているようである(化工誌2024年12月号855ページ)。これらの元素の組み合わせから、多くの資源が成り立っている。化石資源、鉱物資源、および岩石資源の非再生産資源も、生物資源、水資源あるいは大気資源などの再生産資源も、有限であり、地殻近傍に局在した一定の存在量があり、打ち出の小槌のように、いくらでも取り出せるわけではない事を、今一度考えた方が良いだろうと思われる。地球の資源は、地殻といういわばリンゴの皮ほどのところに局在するものである。非再生産資源は、枯渇性資源であり、文明の基礎を支える Li、Pd、Ndなどの各種の希有金属も、資源的には、それほど多くはない。魚類、木材、穀物などの再生産資源も、成長の範囲内での利用に配慮しないと、あっという間に枯渇しかねない(一時全く姿を消したハタハタ、ニシンの魚影が、久しぶりにみられたという朗報もあるが、資源的には、捕獲を控えて、成長を待ったためであろう。
地球に豊富に存在するケイ素(Si)などの元素から成り立っている資源や、例え豊富ではなくても循環性に優れた資源は、枯渇するまでに時間がかかり、安定供給性に優れたものと考えることができる。たとえば、建築・土木分野、鉄道・船舶分野および自動車・航空分野での基幹構造材料の一つである鉄鋼は、一番安定した元素である鉄(Fe)を主体とし、炭素(C)を含むことで硬さを得、銅(Cu)、クロム(Cr)、ニッケル(Ni)、モリブデン(Mo)などを合金元素として含むことで、粘り特性、耐食性などの性能および機能性向上が図られる。また、水和したコンクリートは、主元素であるケイ素(Si)やカルシウム(Ca)の他に、アルミニウム(Al)、鉄(Fe)、酸素(O)、水素(H)、硫黄(S)などから成り立つ。再生産資源の代表とされる木は、炭素(C)、水素(H)、酸素(O)から成り立つ。また、動・植物の死骸が炭化した石油・石炭の化石資源は、硫黄(S)を一部不純物として含むものの、炭素(C)と水素(H)からなる炭化水素(-(CH)n -)である。  (最近、地球温暖化対策のために、低炭素化、脱炭素化などの用語が氾濫している。木材などは、炭素を主元素として成り立つし、食料の一つの炭水化物も、炭素元素を必須元素とする。炭素元素をうまく使わないと成り立たないことも多い。カーボン・ニュートラルやカーボン・リサイクルはいいとしても、脱化石資源あるいは炭素循環という正しい使い方に改めるべきと思われる。日本化学会の会長さんも、その機関誌の巻頭言で、その旨、述べておられるようである(化工誌2022年9月号667ページ)。

もともと、地球に降り注ぐ太陽エネルギーをもとにして、地圏・水圏・大気圏および生物圏での水、炭素、窒素等の元素・物質の循環が起こる。(福島敏夫執筆原稿;建築協会原稿;出典:特集「(建築とエコ技術)「リサイクルとエコマテリアルの技術開発と評価ー建築材料の視点からー」、建築と社会(2010年2月号)、日本建築協会、(2010)pp.16-19、 2010002recycleandecomaterials.pdf

建築における太陽光の利用と断熱技術併
用方式も、カーボン・ニュートラルおよびカーボン・リサイクルに有用ではないかとも考えられる。
(リンク集の欄にあるアイデア・コンペのPDFファイル参照
ideacompe2022.pdf


我々は、化石資源ば
かりでなく、生物資源も含めて、生きている限り、より良い暮らしを求めて、地球(あるいは宇宙からも)の資源とエネルギーを消費しながら生活する。また、我々の人体そのものも、その主要な元素組成は、宇宙および海の組成と類似しているという。そういう状況を考えるとき、元素の周期律表と約46億年という気の遠くなる様な過程を経て形成された地球の元素組成とそれに関わる資源の状況に、今一度思いをはせてみるのも、重要であるし、必要ではないかと考えられる。資源・エネルギー問題は、人類誕生以来続く大きな問題の一つであり、戦争や争いの源にもなってきたようだ。うまい解決策を図るべく、人類の英知が問われているようでもある。
自由短歌
春の風自然哲学顧みて現代世界を眺め見る

令和5年3月8日初稿
令和年1月9日脱稿
令和6年2月9日再脱稿
令和6年12月13日再々脱稿

福島敏夫随筆集「乙戸南雑話【花鳥風月及び星・虹を愛でながら】」から

主宰論説24 元素・物質循環(その2


地球での元素・物質循環は、地圏、水圏、大気圏、生物圏それぞれの圏の内部だけでなく、その界面および異圏を相互に相乗りする形で起こるようである。地球環境問題を考える際に、このことを過不足なく考える必要があるようである。水、炭素、窒素およびそれらの化合物の物質循環においてもしかりのようである。また、物質循環の源である移動現象及び輸送現象においても、物質とエネルギーの動的な同時移動を考えることが、学術的には正しいとされている。これまで、物質の拡散、熱移動も、独立的に論じられてきたし、それで、かなりのところは、解明可能とされる。劣化現象の可視化でも、これまで、化学反応を伴う物質の拡散の連立偏微分方程式を解くことで、かなりうまくいった。だが、精緻化と実効性向上のためには、物質・熱同時移動で考える必要も多いようだ。大気圏や水圏内部の非定常の温度や含水率分布を予測するためには、水の移動に伴う熱の変化、熱の移動に伴う湿気の変化を、過不足なく取り入れることが必要であるとされる。地球の地圏・水圏・大気圏・生物圏での窒素や二酸化炭素の物質循環でも、この手法が有力視されているようだ。取り扱いがやや複雑になるし、そこまでやらなくても、地球平均温度の経年変化で、かなりの程度気候変動の予測も可能とされているようだ。だが、単一の考え方や尺度だけで論ずるのは、いかがなものかと疑問を持つ研究者も少なくないようである。気候変動の予測においても、今後は、異圏での二酸化炭素や水や熱の相互の移動、界面での平衡などを考えた形で、再度精緻化を行うことが意義深いと考えられるようである。
自由短歌: 地球内束縛されつつ移動する炭素窒素の遠い旅路
令和3年5月16日

夢と希望(その2)

長引いている新型コロナウイルス禍を考えるとき、この伝染病は手ごわく、克服できるのだろうか、また、東京オリンピックも、無事開催されるかの懸念もある。このままだと、持続可能な開発目標(SDGs)や世界平和などの同時解決も、やはりかなり難しいものがあると思われる。もう一度、人類の英知を結集して、乗り越える必要があるようだ。だが、太古の昔より、動・植物は、かなり痛めつけられ、絶滅危惧にさらされながらもたくましく生き抜き、季節が廻る時、生き生きとした姿をみせてくれているのは、やはり、すばらしいことではないかと思う。再度、夢と希望が見えてくることを期待したいものである。


自由俳句: 闇に一筋光の見える夜道かな

令和3年5月11日

星と虹と(その2)

前にも述べたことがあるが、夜空にきらめく無数の星は、見上げるとき、その向こうの世界へ思いを巡らせ、悲しみをこらえ、新たな旅立ちを目指し、前向きな生き方を考えるきっかけともなるようだ。また、雨上がりの空にくっきりと映える七色の虹は、そのかなたのまだ見ぬ国や世界への想像力を養い、飛躍的な発想や創造力の源にもなるといわれる。星と虹は、風や月とともに、自然界での天文的・物理的現象であるが、知的好奇心の源となり、また、人に安らぎを与える源となって欲しいものである。

自由俳句: 群青の夜空を彩る無数の星
令和3年5月16日


福島敏夫随筆集「乙戸南雑話「花鳥風月及び星・虹を愛でながら」から

主宰論説35 世界史における東西交易および文化交流の流れ

世界史をながめてみると、西洋と東洋、隣国同士、南北の遠い国同士、海を隔てた遠い国同士などで、物資の交換・交易とともに、文化交流が、盛んに行われていた例も多い。古くは、遊牧のスキタイ民族が、中央アジアの「草原の道(ステップ・ロード)」を通じて、「黒貂」の毛皮の東西交易を担っていたという。この草原の道は、交易だけでなく、匈奴、フン族などの北方遊牧民族の西洋への移動ルートともなった。また、南シナ海およびインド洋、ペルシア湾を結ぶ海上の交易路は、「海の道(シー・ロード)」として、早くから開けており、イスラム系商人(ムスリム)が、交易を担い、陶磁器を主交易物資とし、こしょう、宝石などの交易が行われていたという。ユーラシア大陸の真ん中のタクラマカン砂漠のオアシス地帯を経由する「オアシスの道」は、今でも、多くの人のロマンを誘い、シルク・ロードとして、名をなしているが、もともとは、この3つの道が、競合しながら、また、相互に影響を受けながら、発達したようである。最近のグローバリズムによる世界的規模での交易および文化交流の流れの中でも、機械動力のない時代の、この東西交易と文化交流の系譜について、思いを巡らし、今後のあり方を考えるのも、悪くはないだろうと思われる。

古代ローマ帝国と古代漢帝国は、ユーラシア大陸の西端と東端にあったが、砂漠のオアシスを縫って、中央アジア、ペルシアを中継地としながら、絹を主体とする交易を行っていた。この交易ルートが、「絹の道(シルク・ロード)」の由来であるようだ。当時か ら、「駱駝」を移動手段に使い、オアシスを休息と物資補充の中継地とし、隊商を組んで、ゆっくり時間をかけて出かけ、難所もあり、盗賊に襲われ、天候不順に悩ませられるなど、決して、平坦で、楽な行路でではなかったようである。大航海時代においても、帆船で、大海原を疾走し、港を経由し、大洋を挟んで、交易したときも、海の暴風雨による難破等の危難もあったようである。それでも、交易のロマンと夢と実益が、人々を駆り立てたものであるようだ。東西貿易における障害をなくすために、運河やトンネルが築造されたように思われる。他方、中世において、マルコ・ポーロが、シルク・ロードを介した「東方見聞録」を表し、東洋の文化を西洋に知らしめる基となった。また、サラセン帝国が成立し、イベリア半島が、イスラム圏であった頃の名残として、アルハンブラ宮殿があり、世界遺産ともなっている。昔訪れたスペインの旧ハプスブルク家の王宮の部屋に、旧イスラムの影響と思われる、「青(ラピスラズリ)」を主体とした装飾を目にしたが、東西文化交流を反映していたものである。また、時代が下がって、日本の安土・桃山時代 に、日本の白磁の陶祖となった李参平が、旧李氏朝鮮から日本に到来して、日本の白磁文化が花開いた。この日本の白磁の技術が、東独のマイセンの白磁技術の基礎となり、広く欧州の白磁文化の興隆の源となった。この李氏朝鮮および日本の白磁技術とドイツのマイセンの白磁文化の深い関わりは、陶磁器を通じた地域の経済的興隆の源ともなった、極東と欧州との文化交流の貴重な例である。オスマントルコ帝国が成立し、アフリカ、アジア、ヨーロッパをつなぐ要衡の地を抑えたために、東西交渉が、難しくなり、大航海時代が始まったと言われる。いずれにせよ、東西や南北の交易・文化交流は、対等の立場と相互利益が、基本になっているようである。

自由俳句:
満天下夜空にきらめく星を見て遠くを目指す旅の道かな
令和5年1月19日


◎◎2024年のトップページに載せていた事項は、【2024年トップページまとめ】の形でpdfFファイルにしました。f

ただ、

◎◎2024年を振り返って(その1)及び2024年を振り返って(その2)をこのトップページに残しておくことにします。
note202443Renewal3.pdf

note202444Renewal2.pdf

福島敏夫随筆集「乙戸南雑話「花鳥風月及び星・虹を愛でながら」から
主宰論説 44 2024を振り返って(その2)(修正完成版)

激動の 2024 年も、まもなく、終わろうとしています。
劣化・低下した機能の完全回復は、一般的には難しいと言われますが、私自身は、懲りず諦めず、今年も、リハビリテーションに励みました。相変わらずぶり返す腰痛や、なかなか回復しない左手の握力低下に悩まされましたが、他の不具合は、かなり改善しました。まず、血行不 良による歩行困難は、ほぼ改善され、二足歩行は、可能になりました。腰痛でしゃがみ込むこともあり、長距離遠出は、まだまだ難しいながらも、短距離だと、杖無しでも大丈夫なようです。ですが、「転ばぬ先の杖」といいますから、散歩の際は、常時、杖を利用しています。また、加齢による業病とされる緑内障も、今のところ、眼圧は、10から11で安定しているので、回復しないまでも、進行は沈静化しており、失明の恐れはなく、まだまだ好きな可視化の研究は、続けられそうです。幸運に感謝したい。生命力や寿命もあり、あと何年続けられるか分かりませんが、知力・体力・学力の回復を図り、2~3やり残した話の実現を図りたいと思います。可視化の話など、自分の好きなことをやり続けると、結果的には、世のため、人のためにも連なると思っています。数独パズル、クロースワード・パズル、偏微分方程式等の応用数学、劣化過程の可視化・映像化などを楽しんでいるので、頭の働きは、まだまだ残っているらしいです。ですが、随分長らくやっているのですが、インターネットを利用した囲碁、麻雀は、相変わらず、まるでダメなようです。よほど才能がないようです。しかし、最近、少しだけ、実力アップ模様ですので、懲りずに続ける積りです。また、また、新聞・雑誌上だけでなく、新たに、 WEBB 上で、数独パズル、クロースワード・パズルなどを楽しんでいます。

今年は、昨年とは別に、かなり焦点を絞った形でしたが、かなり多方面の活動を続けることができたように思われます。

自分のWEB上の建築環境材料研究所 2 のホームページを通じて、花鳥風月及び星・虹を愛でながら、言論の自由と情報発信と啓蒙による世界貢献に努めるかたわら、“多頭流方式”での研究活動を続けることができました。

2月後半には、オンライン形式でしたが、マテリアルライフ学会の第 28 回春季研究会で、「ポリスチレンの光誘起型リサイクル法」というタイトルでの研究発表を終えることができました。耐候性評価のための機器分析など、他の研究者の興味深い研究発表にも触れ、PowerPointファイル共有上のいささかのトラブルに関わらず、無事に済んだのは、幸いだったと思います。
今年は、学会発表は、遠出は、避け、東京圏内に限定しましました。
5月中旬、早稲田大学の国際会議場で開催された日本材料科学会で、「コンクリート系複合材料における熱・水蒸気同時移動解析の試み」というタイトルでの研究発表を行いました。
また、赤坂コンフェレンスセンターAirで開催されたセメント技術大会で、「半球状コンクリートにおける逆ステップ応答解析」というタイトルでの研究発表を無事終えることができました。
7月のマテリアルライフ学会は、東京工業大学の多目的デジタルホールでの対面方式の開催でした。「ポリビニル系高分子材料の光劣化過程の可視化(その8)-機械学習によるポリスチレンの光酸化反応の有効反応速度定数の精密推定の試みと光誘起型促進リサイクル法への応用-」という内容で、無事研究発表を終えることができました。また、高分子材料の寿命等に関する多面的視点からの取り組みと最新の研究成果についての貴重な情報を得ることができました。
8 月下旬、明治大学の駿河台キャンパスで開催された日本建築学会 2024 年年次大会では、懲りないようですが、「コンクリートの二酸化炭素による炭酸化の多方面からの進行予測と可視化」の一環として、「二酸化炭素の多方向拡散過程によるコンクリートの中性化進行過程の可視化(その12)-逆ステップ応答解析(その 2;混合セメントコンクリートの有効拡散係数の及ぼす影響)-」のタイトルで、無事対面方式での研究発表を終えることができました。また、若い研究者の、新しい息吹を感じる、興味深い研究発表にも触れることができました。
また、12月初旬、マテリアルライフ学会の第7回マイクロプラスチック・シンポジウムに、オンライン方式で参加しました。海洋・陸地・大気中で観測され、生態系に深刻な影響を与えるとされるマイクロプラスチックの動向とその有効な対応策の模索について知ることができました。

また、振り返りますと、昔国際会議等を通じて訪れた、世界各国(イギリス、フィンランド、スウェーデン、オーストラリア、カナダ、フランス、スペイン、ドイツ、アメリカ、シンガポール、中国、インドなど)の素晴らしい風景や、日本の学・協会の研究会への参加等を通じて訪れた日本各地(京都・奈良・大阪、札幌・小樽・函館・根室、富山・金沢・新潟、和歌山・三重、大宰府・福岡・熊本・鹿児島・長﨑、宮﨑・延岡・大分、別府・湯布院・阿蘇・雲仙、門司・下関・長府・萩、高知・松山・琴平・高松、広島・岡山・姫路・神戸、岐阜・髙山・浜松、名古屋・横浜・東京、船橋・館山・白浜、上田・松本・犬山、日光・足利・川越、北茨城・つくば・水戸 、江の島・鎌倉、箱根・小田原、仙台・ 平泉、会津若松・郡山、八幡平・青森・八戸等)の素晴らしい風景や美しい街並みや庭園の映像、あるいは、山・ 川・海の絶景や、動・植物の生き生きとした姿、美しい虹や星の映像、日本の桜の花や紅 葉や雪景色等に代表される四季の移り変わりの映像、神社・仏閣・花園のライトアップの映像が、提供され、楽しむことができました。最近では、富士山や筑波山や立山連峰等のいろいろな山の情景、春・夏・秋・冬折々の月の百景も、提供して頂けるようになりました。世界各国の世界的な建築家の名建築のデザインばかりでなく、無名のデザイナー等によるインテリア・デザインについても、映像および活字による情報を提供してもらえ、新たな感覚を養うこともできました。 また、橋やダム、上水道等の土木遺産の映像や活字による情報も提供して頂き、社会的インフラの実態にも触れることができました。テレビでの「世界遺産」の紹介番組、「世界の名建築」の紹介番組を通して、世界自然遺産の絶景や建造物の芸術的美景を楽しみました。
ま た、国際会議等で訪れた都市(パリ、グルノーブル、ベルサイユ、ロンドン、ダンディー、エディンバラ、シェフィールド、マドリッド、クエンカ、アランフェス、フランクフルト、ドレスデン、マイセン、ヘルシンキ、ストックホルム、シンガポール、 ニュー・デリー、ルールキー、西安、上海、広東、メルボルン、ブレスベン、オタワ、トロント、バンクーバー、モントリオール、ホノルル、ニューヨーク、 ワシントン、ゲーサスバーグなど)の四季の景色も、映像で、楽しむこともできました。他方、YouTubeを通じて、いろいろな諸国の民謡(イギリス民謡、アメリカ民謡、スペイン民謡、ドイツ民謡、チェコ民謡、スイス民謡、ポーランド民謡、フィンランド民謡、ロシア民謡、ネパール民謡、ペルー民謡、ウズベキスタン民謡、トルコ民謡、インドネシア民謡、ベトナム民謡、フィリピン民謡、中国民謡、台湾民謡、韓国民謡、日本民謡など)、フランスおよび日本のシャンソン(パリの空の下で、枯葉、夜明けの歌、愛の讃歌など)、日本の懐かしの歌謡曲(青い山脈、時計台の鐘、ニコライの鐘、長崎の鐘、希望、ジュピター、北ウィング、北空港、北の旅人、熱い心に、ゴンドラの歌、有楽町で会いましょう。二人の銀座、喝采、乾杯、いい日旅立ち、川は呼んでいる、川の流れのように、川は流れる、異邦人、銀色の道、ガンダーラ、北上夜曲、サライなど)や旧制高等学校及び予備校寮歌(ああ玉杯に花受けて・・・、散りにし花は幻か・・・、北の都に秋たけて・・・、伊吹おろしの雪消えて・・・、紅萌ゆる丘の花・・・など)、東日本地震等からの復興支援ソング(スタンド・アロン、花は咲くなど)や、クラシック音楽(G線上のアリア、美しき青きドナウ、ドナウ河の漣、ホフマンの舟歌、乙女の祈り、トルコ行進曲、田園、新世界「家路」など)、 世界のヒットメロディ-(真珠とり、夜空のトランペット、コーヒールンバ、南国の夜、虹のかなたに、知床旅情、コンドルは飛んでいく、など)を、楽しむことができました。ピアノ、ギター、 バイオリン、エレクトーン、ウクレレ、オカリナ、ハープ、ハーモニカ、アコーデオン、二胡、ケーナ、マンドリン、トランペット、フルートなど、多様な楽器による音楽も楽しめました。

温冷繰り返しと乾湿繰り返し試験を受けているのかと思われた、12月初旬の温・湿度変動の12月初旬と打って変わり、またまた訪れた、日本海側を中心とする年末の大寒波と雪害が、未だに収まらないままに、今年も終わりを迎えようとしています。世界の戦乱・内乱や、天変地異の爪痕は、収まっていません。未解決なことが余りにも多いのは、気になるところです。ですが、花鳥風月および星・虹を愛でることで、いろいろな意味で癒やしになり、ほのぼのした気持ちにもなるようです。改めて、静かな良い年末と夢と希望と光の見える正月を迎えられることを期待したいものです。今年の皆様のご厚情に感謝したいと思います。

皆様、良いお年をお迎え下さい。


令和6年12月30日 乙戸南にて 福島敏夫



2025年1月1日

明けましておめでとうございます。今年も、いろいろなことに取り組みたいと思います。


2025年1月11日(New)

この度、新春早々に日本各地で起こっている大寒波、暴風雪、大雪に見舞われた方々に、心からお見舞いを申し上げます。

2025年1月13日(New)

今年2月下旬にオンライン形式で開催される、マテリアルライフ学会2025年春季研究発表会で「ポリスチレンの光誘起リサイクル法(その2)」の研究発表の準備をしています。


2025年1月21日(New)

高分子学会編集の「高分子辞典」で執筆した原稿「土木・建築用構造材料」のPDFファイルを、リンク集の中で公開させて頂きました。


2025年2月6日(New)
「外断熱材料システムにおける水蒸気の非定常移動過程の数学的定式化とシミュレーションと可視化」のようなタイトルでの論文投稿の準備をしています.

◎日本環境協会のエコマークの断熱材や内装用建築製品およびケミカル・リサイクルのための化学プラントに関する認定基準に関する新しい動きについて
、リンク集の欄に、記載しました。

2025年2月8日(New)

◎◎産業環境管理協会とリンクを設定し、LCAフォーラムの動きを考え、混合セメントコンクリ-トの持続可能性の評価に役立てています。

2025年2月13日(New)

混合セメントコンクリートの91日圧縮強度とセメント/水比の関係式を調べています。

2025年2月16日(New)

404問題が生じ、解決を試みていますが、まだ時間がかかりそうです。それ故、【物質・資源循環(2)」の主宰論説を、このトップページに、直接記載することにします。

◎◎◎またぶり返し訪れている大寒波と暴風雪と大雪の雪害に被災されている皆様に、心からお見舞い申し上げます。

◎◎◎◎
2025年マテリアルライフ学会春季研究発表会で、ファイル共有のトラブルもありました、事務局、スタッフ、司会者の皆様の協力を得て、

ポリスチレンの光誘起リサイクル法(その2)光酸化反応と光解重合反応の同時進行の割合を考慮した総括複合変換効率ー」というタイトルでの研究発表を無事完了することが出来ました。
また、他の若手の研究者らによる最新の研究成果の動向につての有用な情報を得ることが出来ました。また、
国立研究開発法人建築研究所の令和6年度講演会で、オンライン形式で研究成果についての研究者の講演を視聴し、
また、田辺新一早稲田大学教授の「
2040年に向けた住宅・建築・都市のカーボンニュートラル」の特別講演を視聴し、有用な情報を得ることが出来ました。
今後の研究を考える上で、有意義であったと思われました。


2025年2月28日(NEW)

最近、可視化の研究に利用している数学演算ソフトは、最新版にアップグレードして、精緻化と実効性向上に役立てています。

2025年3月3日(New)

桃の節句において

自由川柳

ドジ夫とドジ子めげずに歩んだ幾星霜

2025年3月5日(New)


「資源と環境の両視点からの混合セメントコンクリートの持続可能性評価」というタイトルでの研究発表の準備をしています。

◎◎◎またぶり返し訪れている大寒波と暴風雪と大雪の雪害に被災されている皆様に、心からお見舞い申し上げます。


2025年3月11日(NEW)

◎◎◎◎14年前に起こった東日本大震災の日に際して、改めて、被災者の方々のお見舞いを申し上げますとともに、亡くなられた方々の心からの御冥福をお祈りします。ですが、その後のたくましい復興と再生と夢と希望等を望みたいと思います。
◎◎◎◎また、まだまだ大変な能登半島大震災のその後の速やかな復旧・再興も、望みたいと思います。

2025年3月18日(New)

昨日(2025年3月17日)、(社)セメント協会研究所の講演会に参加してきました。コンクリート舗装の最新動向に関するもので、社会的インフラのひとつの道路に関するものでした。対面での会場形式でした。また、研究所の施設見学会にも参加しました。極めて有意義だったと思います。

2025年3月24日(New)

極端な温冷および乾湿繰り返しの最近の状況も緩和され、ようやく春の訪れを迎える事が出きるようになりました。
家の周りの散歩の途中、風の冷たさも和らぎを感じるようです。水仙の花も見頃のようです。寒椿の花も、まだ、咲き残っているようです。梅、桃、桜の開花の状況の映像も、SNS等で、流れているようです。まもなく,「春爛漫」になりそうです。卒業および入学・入社シーズンでもあります。「旅立ちの日に」という歌を思い起こし、元気にやりたいものです。

2025年4月7日(
NEW


世界中で頻発し、激甚化している各種の天変地異に的確な対応がなされ、国際的な協力が進展することを期待したいものです。

2025年4月12日(
New)
ひさしぶりに、花鳥風月のうちの鳥に関わる話をしたいと思います。
燕は、南方と日本の間を行き来する渡り鳥であるが、今年は、散歩中に、例年より1ヶ月早い3月上旬に、その飛来が観測された。
巣作りは、まだのようであるが、近くの郵便局や、自動車修理工場が、軒先を提供してくれたことを覚えていて、今年も、その軒下で、営巣することが予想されるようだ。燕も、自分が営巣した場所を覚えていて、可能である限り、その元の場所で営巣する習性があるようである。また、近くの公園で、シジュウカラの鳴き声とそのかわいげな姿も観測されているようである。微妙に鳴き声が変わることもあるが、どうやら、仲間とのコミュニケーションのためであるとされているようだ。留鳥の雀は、今のところ観測できていないが、家の屋根裏にでもいるのかもしれない。気候変動も含めて、いろいろな天変地異も、頻発し、激甚化しているが、花とともに、鳥類は、元気な姿を見せてくれているのは、ほのぼのとした気分になるようである。

2025年4月14日(
New)
世界中では、戦乱・内乱、頻発し、激甚化する天変地異の爪痕が未だに残り、新たな貿易摩擦による世界的物流および文化交流および産業の衰退の懸念も叫ばれるこの頃です。

ですが、寒の戻りは、まだ何度かは、あるようですが、日一日と春の訪れを感じさせるようです。SNSで、各種の春の花が、
百花繚乱として、開花し、満開になっている映像が、提供されているようです。
「大阪万博、鎌倉春祭り、高山春祭り, 長浜の春祭りなど、春のイベントの案内も多いようです。駅弁・旅めしのグルメの情報などが、提供されているようです。

今宵は、「ピンクムーン」という満月のようです。しばし、夜空を眺めて見たいものです。


2025年4月16日(New)

今日は、イタリアのカフェ文化の象徴である「エクスプレッソ」の日であるらしい。アメリカンコーヒー、ブレンドコーヒー、ブルーマウンテンなどの他のコーヒーとは違い、圧力湯で煎じる方式であるようだ。パリのカフェだと、ほとんどが、この種のコーヒーである。苦みばしった味で、砂糖を入れないと、とても飲めたものではないが、長く愛好されているようである。コーヒーも、いろいろなものがあるが、愛好する人も様々であるようである。

2025年4月19日(New)

資源と環境の両視点からの混合セメントコンクリートの持続可能性評価」というタイトルでの無機マテリアル学会での研究発表の電子投稿を無事終えました。

2
025年5月8日(
New)

無機マテリアル学会でのPowerPointによる研究発表の準備をしています。情熱はあっても、技能を維持できるかということもありますから。


2025年5月10日(New)

◎いろいろな書籍・雑誌・インターネット検索等を利用して、情報の収集を行い、

福島敏夫随筆集「乙戸南雑話「花鳥風月及び星・虹を愛でながら」

主宰論説47
「人類生き方思想史原論ー哲学と宗教と芸術と科学の歴史的な流れについて
(書き出し版) 」をまとめています。

◎◎今日から愛鳥週間のようです。渡り鳥と留鳥の生態の状況に、思いを巡らしてみるのもいいかなと思っています。

2025年5月12日
(New
福島敏夫随筆集「乙戸南雑話「花鳥風月及び星・虹を愛でながら」

主宰論説47
「人類生き方思想史原論ー哲学と宗教と芸術と科学の歴史的な流れについて
(進行版) 」をまとめています。


note2024472.pdf


404問題が、解決しません。直に貼り付けます。

福島敏夫随筆集「乙戸南雑話【花鳥風月および星・虹を愛でながら】」

主宰論説47

人類生き方思想史原論-哲学と宗教と芸術と科学の歴史的流れについて-

(大幅見直しと再構成版)

 かけがえのない地球と人類と生物の共存・共栄により、千年紀、いや一万年紀を切り開くためには、これまでの人類史で重要な役割を果たし、今後も大きな影響力を持つと考えられる哲学と宗教と芸術と科学について、相互の関連性も含めて、その歴史的流れと系譜を考えてみるのも、悪くはないし、重要であると考えられる。太古の昔から、多くの人間は、生と死を見つめながら、人生を問い、生きがいと健康と寿命に思いを馳せながら、これらと深い関わりを持ってきたと言えるからである。ただ、人は、生きる過程で、大波小波に見舞われ、ジグサグコースを歩まざるを得ない場合も多い。その際、改めて「夢と希望」が、たくましく生き抜き、「生命讃歌」を奏でる重要な動機(モティベーション)となったと考えられる(パンドラの箱の最後に残っていた「希望」が、艱難辛苦を乗り越えて、生き抜く力となったと考えられる)。国境、宗教、時代を超えて、人類史上に燦然と輝く、【生き方の金字塔」とういうことを考えておくのも悪くはないし、有用かと思われる。

 人類がこの地球上に現れ、洞窟から抜け出して、平地で居住を始めた頃、吹き荒れる嵐などの大自然の猛威の前では、ほとんど無力状態で、とてもそれらを克服できるような状況にはなかったと思われる。もともとの大自然は、決して人間に優しいものではなく、むしろ、その立ち入りを拒絶し、遠ざけるものであった。けれども、火と道具と言葉という3大発明を駆使し、持ち前の頭脳を発揮して、大自然を、人類と共存できる半自然に変えることが出来るようになっていったと考えられる(火の上手な使い方で、食材が豊富になり、猛獣を制御出きるようにもなったが、使い方を誤ると、火災などの大惨事を招き易い)。それでも、狩猟・漁撈による食料確保という生活形態では、余剰生産力は、期待できず、日々の生活で手一杯であり、人生に思いを込めるとか、この世の仕組みに思いを巡らすなどの余裕は、なかったと思われる。農耕・牧畜(および商・工業)による定住型社会への移行とともに、余剰生産力も生まれ、「生きるとは?」、「死ぬとは?」というような根源的な問いも、考えるようになっていったと言えるだろう。その過程で、先ず、哲学が生まれる。

哲学というと、最初に浮かぶのは、ギリシア時代の自然哲学である。「万物の根源は水である。」と唱えたタレースや、「万物の根源は、原子である。」と唱えたデモクリトスで代表される「万物の根源は、土・空気・水・火の4元素の組み合わせからなる」とする 、自然哲学のイオニア学派らで代表される(文献1;ウィペデキア日本語版)(これらは、想念的な物活論で、近代以降の実験的な実証性には乏しい嫌いはあるが、元素に関する先駆的な考えであったと思われる)。次いで、ソクラテス、プラトン、アリストテレスのギリシア中期の三大哲学者の道徳哲学である(文献2:加藤信朗著、ギリシア哲学史(新版)、東京大学出版会(2024.8))。近代に入って、デカルト、パスカル、スピノザ、ライプニッツの流れの大陸合理論(文献3:)と、フランシス・ベーコン、トーマス・ホッブス、ジョン・ロックの流れのイギリス経験論(文献4:)から、「純粋理性批判」、「実践理性批判」、「判断力批判」で知られる、旧プロシアのケーニヒスブルグ出身のイマニュエル・カント(文献3:)に始まり 、フィヒテ、シェリング、ヘーゲル によって完成されるドイツの観念論(文献5:)を経て、ニーチェ、キエルケゴールからサルトルまでの実存主義哲学に到るようだ(文献6:)。少し毛色が違うが、アメリカでは、ウィリアム・ジェームス、・トーマスデューイの実用主義(プラグマチズム)という独特の哲学の流れがあるようである(文献6:)。日本では、「諸学の基礎は、哲学にあり。」と言った、井上哲治郎(円了)、「善の研究」で知られる西田幾多郎(実用主義の哲学の影響もあると言われているようである)(文献7:)、「人生論ノート」を著した三木清などの流れがあるようである。もともと、「生と死」を主要テーマとした論説も、古今東西いろいろなものがあり、宗教のテーマにもなっているが、小説の中で論じたのは、ロシアのドストエフスキーが最初であり、その後、ほとんど誰もいないと思われるようである(文献7:)。

 宗教については、分派も含めて、多種多様なものがあり、論ずるのは、憚れるところも有り、異論も多いと思われるが、避けて通れないと思われるので、あえて、考えを述べてみたい。ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の三つの重要な宗教は、いずれも、中東の砂漠地帯を起源とする“砂漠の民”の一神教のようである。また、もう一つの大きな宗教である仏陀の“仏の道”も、もともとは、“草原の民”の教えであるようだ。昔のヘレニズム時代のバクトリアの故地のガンダーラ地方で起こったクシャナ朝のカニシカ王時代を起源する衆従救済を特徴とする大乗仏教が、タクラマカン砂漠のオアシス経由で北伝し、アジアの各地に広まったようである。もう一つの自力更生を特徴とする小乗仏教は、南伝の形で、東南アジア諸国に広まったようである。別に、中国固有の無為自然を説く道教、インド固有のヒンズー教、旧ペルシア固有の二神論に立つ拝火教(ゾロアスター教)(松本清張が、『火の道』で、日本までの伝来過程を論じているようである(文献8:)、世界各地で見られる山岳信仰(日本の山伏信仰も、その系譜である。)などが上げられる。農耕社会や漁撈社会、森林社会や山岳および海洋社会では、大分部は、色々な自然のものに精霊が宿るという精霊崇拝(アニミズム)の考えを基礎とする多神教の方が多いようである。北欧神話では、オーディンを主神とする多神教だし、ギリシア神話では、ゼウスを主神とする多神教だし、日本の神道も、天照大神を主神とする多神教である。どちらも、信仰対象が違うだけで、人間の思考を超えたものの存在を認めることと位置づけられていたもののようである。

 芸術の系譜と流れについても、述べてみたい。黎明期の頃から、人間は、日々の生活の合間に、絵などを描いて、自分が目にして印象に残ったものを、芸術として、残そうとしてきた。古くは、アルタミラの洞窟やラスコーの洞窟の動物の壁画が知られている。また、自然石および加工石、埴輪、土偶などの形で示される原始彫刻がある。ただ、一口に芸術といっても、絵画、彫刻、陶芸、建築などの造形美に関するアポロン的なものもあるし、和楽、西欧音楽、世界各地の民謡など、聴覚に由来する陶酔美に関するディオニソス的なものもある。能・狂言、歌舞伎、踊りなどの中間的なものもある。世界各地には、地域、民族固有の特色ある芸術も多い。ただ、世界史を眺めると。「美の巨人達」も、西洋芸術と東洋芸術に大別されるようである。絵画や彫刻は、偶像崇拝の禁止の教えで、青色のモスクという建築芸術を除いては、ほとんど目立った名作が見られるないイスラム圏を除き、宗教的な教えを目に見えるようにして、その教えを普及させようという意図とそれへの協力の形で発達したようである。キリスト教教会の天地創造のフレスコ絵や聖母マリア像や、仏教における仏陀像や観音菩薩像が、その系譜である。彫刻では、ミケランジェロのダビデ像や、シルクロードの敦煌、雲崗における石窟仏像が上げられる。ルネッサンス時期では、宗教からの解放と人間讃歌をテーマとしたいろいろな絵画や彫刻が花開いた。ラッファエロ、ミケランジェロのキリスト教会の円天井に描かれた、天地創造に関わる天使らの群像の天井画、レオナルド・ダ・ビンチの最後の晩餐やモナリザ像が上げられる。建築では、ロマネスク、バロック、ゴシック様式の流れがある。建造物としての芸術性だけでなく、その文化的背景を考える必要が得る必要があるようである。ヨーロッパ各地のいろいろな宮殿、教会、城郭に反映され、多様性に富んでいるようである。

 また、科学(最近では、技術と表裏一体をなすので、科学技術とひとくくりにした方が良いのかもしれないが、本来は、自然界の諸々の現象や仕組みに対する法則性、あるいは森羅万象に内在する成り立ちの機構に対する知的好奇心の対象としては、やはり別にして考えるべきものと思われるので、科学ということにしたい。)(だだ、工学となると、科学的知見をもとにして、創意・工夫により、技術的革新を目指し、人類に有用なものや技術を提供し、生活等を便利にするという目標があり、自然に対しても、ただ融合するだけでなく、改善を図るという面もあるようである)についても、新たな視点から、少し、考えてみたい。コペルニクス、ガリレオ・ガリレイに始まる近代科学(文献9:)は、いろいろな流れを経由しながら、現代科学に至るようだ(科学と文学の接点というのも、あるかと思われる。昔、詩人ゲーテが、水ガラスが、鉄、コバルト、ニッケルなどの鉄属イオンを加えると、青色、エメラルド色、瑠璃色などの、美しい沈殿が生じる事を知り、非常に魅了されたという逸話が、残っているようである(文献10:)。ただ、科学も、自然科学だけでなく、人文科学、社会科学もあり、その裾野は、かなり広いようだ。

欧米型の科学は、哲学や宗教からの脱却を目指して発達したものである。知的好奇心を満足させ、この世の法則性を解き明かし、物質的な豊かさと日常生活の利便さを提供し、人に幸せをもたらしたという。ある程度、大量生産、大量消費、大量廃棄型の物質文明と生産体系に支えられ、人類に未曾有の繁栄をもたらした功績は、大なるものがあるようだ。しかし、昨今、地球環境問題、資源・エネルギー問題、廃棄物問題、人工知能(AI)問題など、いろいろな問題が露呈し、大きな見直しが必要になっているようだ。連携、協奏、融合等が唱えられることもあるが、哲学と宗教と芸術と科学は、時折相互作用を通じて接近することがあっても、今後も、競合し、相互に影響を受けながらも、平行して進むものかもしれない。

自由短歌:

山川海恵みと猛威相半ばされどもなつかしゆりかごのもと

自由短歌

人たるに燦然と残った文化遺産火道具言葉が支えし人類史

令和7年5月12日初稿
令和7年5月13日脱稿
令和7年5月17日再脱稿
令和7年5月21日再修正

令和7年6月2日大幅見直しと再修正・再構成

 2025年5月16日(New)

2025年5月14日~16日に開催された第79回セメント技術大会で、オンライン形式の視聴の形で参加しました。
セメント及び関連材料に関する材料科学およびカーボン・ニュートラルおよびリサイクルの最新動向についての情報を得るとともに、野口貴文東京大学教授の特別講演「セメント・コンクリートによるCCUSを通じたカーボン・ニュートラリティー・サーキュラー・エコノミーの実現」を視聴しました。今後の研究等を考える上で、極めて有益だったと思われました。


2025年5月18日(new)

今日、朝の散歩中、燕が、自動車修理工場および郵便局の軒先を提供してもらって、営巣し、かわいい雛も生まれたことが確認出来ました。良かったですね。


2025年5月19日(
New)

2日前頃から、Windows11の脆弱性をねらったトラッカーによるサーバー攻撃があったようです。
一部解決しましたが、パソコンによっては、シャットダウン後、全く電源がはいらず、パソコンの起動が出来ないという状態が続いているようです。

2025年5月23日(
New)

◎マイクロソフトの協力を得て、電子メールに伴う不具合のかなりの部分が、改善しました。良かったね。
◎◎マウスコンピュータの協力を得て、二つのマウスコンピュータは、正常に回復しました。良かったね。

これで、いろいろな可視化の研究発表も続けられそうです。


2025年5月26日(New)

無機マテリアル学会での研究発表のPowerPointファイルの作成と完成の準備をしています。


2025年5月27日(New)

今日、日本学術会議第37回環境工学連合講演会「先進サステナブル社会における環境工学の役割」に、オンライン形式で参加しました。いろいろな分野・学会での動向について
の有用な情報を得ることが出来ました。極めて有意義であったと思われました。



2025年5月30日(New)

約45年前、建築研究所年報で、「無機高分子の建築材料としての有効利用技術ーコンクリートの中性化と水ガラス塗膜の中性化抑制効果に関する速度論的解析という報告をまとめていたことを思い出し、主宰著作・論文の欄に記載しました(マテリアルライフ学会に掲載された論文と密接に関連します。)。(ホームページ掲載の承諾の可否の問い合わせ中)



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